半導体の高速化が進み、パッケージを考慮してチップIOを検討しなければならなくなっています。そこで、GemPackageではパッケージ検討の途上でチップのIOを検討できるようにしています。

当初はチップのネットが未定ですから、GemPackage上で「それらしい」ネットを生成することができるようにしています。電源ネットのIOを十分確保するための配慮も含んでいます。具体的には、バス幅や電源数などを指定したランダムネットリスト発生機能(上図左)、SVG比率を指定した半自動ネット生成機能、チップのネットの各種並び替え機能(上図右)、コピーアンドペースト方式のネットを割り当て機能などによってそれらしいネットをつけることができます。引き続き、ワイヤボンディングを張ったりある程度の基板設計を実施し、その過程で、チップのネット割り当てを最適化していくことができます。その便利のために、チップIOのネットスワップ機能、ラッツやボンディングワイヤの交差を解消するとチップネットが適宜変更される機能、などを有しています。チップのネットを変更すると、その変更は既設配線を媒介して他のチップやBGAのネットに伝播されます。もちろん、既に固まったチップIOやボールについては勝手なネット変更ができないようにロックしておく機能も備えています。これら一連の機能により、煩雑な手続きなくシステムのネットリストの一貫性を保てます。ネットリストをエクセルに出して外部で修正して読み戻すことも可能です(ECOのページをご参照ください)。
その他、既存インターポーザーの再利用を検討するための機能、ダイパッドの千鳥配置検討などの機能も搭載しており、実装設計者の視点からチップ設計者にIO割り当ての改善提案をする、といった応用が可能です。