ネット最適化によって割り当て端子が変更されても、階層境界における内外階層のネット名の対応関係は変化していてはなりません。たとえば、shnetlist01.xls上では、princeのA1ピンにはチップレベルでRBPY1というネットが割り当てられていて、同ピンにパッケージレベルではBPY1というネットが割り当てられています。A1ピンが別のピンに変更されることはかまいませんが、別のどれかのピンに対して、チップレベルではRBPY1, パッケージレベルではBPY1というネットが割り当てられていなければなりません。
本例題では、ネットの付け替えにスワップ系コマンドしか使わなかったため、この制約は自動的に守られています。しかし、実際にはより自由度の高いコマンドも利用可能なので、対応関係が崩れてしまうことはあり得ます。そこで、適宜ネット名及びその対応が変化していないか検査する「ネット名検査」コマンドが準備されています。ネット名検査は、ネット最適化作業の前のネットリスト(shnetlist01.xls)と、現状のGemPackage内部ネットを比較し、対応関係が崩れているとエラーを表示します。
GemPackageの設計レポート機能により、超階層ネットリストを出力します。実際の出力ファイルをここからダウンロードできます(
shnetlist02.xls)。出力ファイルは、当初作成した初期ネットリストと同形式です。したがって、当ネットリストをお客様に提出し、修正要望をいただいて読み込む、などの応用が可能です。